2014年1月3日~4日にかけて広島観光をして来ました。
前日に夜の宮島・厳島神社へ、午前中に宮島・厳島神社へ再訪したあとの旅行記です。
広島駅到着後、路面電車で平和記念公園へ。
原爆ドームは戦前は地上3階・地下1階の煉瓦造りの建造物で広島県物産陳列館として利用されていました。原爆の爆風で一帯のほとんどの建物は崩壊しましたが、この建物は全壊を免れ今に至ります。
戦後、原爆ドームについては記念物として残すという考え方と、危険建造物であり被爆の悲惨な思い出につながるということで取り壊すという二つの考え方がありましたが、核兵器廃絶と人類の平和を求める誓いのシンボルとして修復工事をして保存することになったようです。いつしか「原爆ドーム」と呼ばれるようになり、1996年に世界遺産(文化遺産)への登録が決定されました。
そもそも、原爆はテニアン島から飛来した米軍機B-29「エノラ・ゲイ号」によって人類史上最初に利用された原子爆弾です。
爆心地は平和記念公園・原爆ドームの近くの「島外科・内科」で、上空600メートルで炸裂しました。 爆心直下となった一帯は約3,000度~4,000度の熱戦と爆風や放射線を受け、ほとんどの人が瞬時にその生命を奪われたそうです。
また、爆心時に生き延びた人は水を求めて平和記念公園の周りを流れる元安川に飛び込んだそうです。
島外科・内科は今でも同じ場所で営業をしていて、当時の様子を写真で伝えています。
拡大した写真はこちら
場所は原爆ドームの付近です。
そのほかにも戦争の悲惨さを物語る場所があります。
『被爆地蔵尊』といって被爆した地蔵が祀られている場所があります。
原爆の熱線がほぼ真上から来たために、側面と地蔵尊の陰になった部分は滑らかで、そのほかの部分は熱線を受けてざらざらになっています。
この地蔵尊は実際に触ることもできるので近くに寄ったときには自身の手で確かめてみてください。
場所は原爆ドーム近くの西蓮寺の駐車場の隅にあります。
ちなみに、原爆ドームは夜になるとライトアップされてこのような感じになります。
平和記念公園と原爆ドームに来るのは高校生のときの修学旅行以来でしたが再訪してよかったです。
日本人たるもの、広島へ来たら一度は訪れたい場所ですね。